J2 第4節vs町田ゼルビア [過去現在未来]

目次

初めに

正直、敗戦の後にゲームを見て、分析、反省、そして成果を見つけ出す作業はとても辛い。

でも、これが仕事。

毎試合勝った試合を見直す事ができるチームは世界のどこのリーグを見てもないと思う。ましてや、実力が拮抗しているJリーグなら尚更ないと思う。

嫌な作業だけど、逆に言えばチャンス。しっかり、反省して次に向かう。それがフットボーラーの使命だ。

本題

早速本題に入ろうと思う。

正直、この試合は相手にしてやられたという感想だ。

一言で言うと、勝利の味を知っているか知らないかの差に感じた。

1試合として3失点をくらったがそれはどのゴールも崩された訳ではなく、ミスと個にやられた。

逆に組織としては、水戸の方が作られた攻撃をしていた。でもそれはゴールが奪えなければなんの意味もなさない。

この試合自分自身相手の中盤の選手に衝撃を受けた。その選手は

背番号19番 稲葉選手 だ。

水戸の攻撃をことごとくシャットアウトし中盤の番人として水戸に立ちはだかった。試合前に前節まで出ていた下田選手がいなくてラッキーだと思っていた自分を3発くらい殴りたい。

水戸からしたら、大きな誤算だった。

本当に中盤のどこからどこまで広い範囲を守られた。

これは大袈裟ではなくどこから攻めても稲葉選手がいた。

支配率は水戸59:41町田でもわかるようにボール自体は水戸が持っていた。

持たされてたという見方もするかもしれないが、試合中その感じはないし映像を見返してもそのような感じはない。

逆に町田の選手はボールを持ちたかったのだと思う。相手はピッチの中でボールを失うたびにガックリしていた。

少なくとも、ボールなんざくれてやるというスタンスではなかった。これはあくまでも推測の域を出ない。

では何故水戸は枠内シュートが0だったのか。

大雑把な言い方をすれば、強引さが欠けていた。

別にきれいに崩そうとしていた訳ではないが、保持、作り、仕上げの三つに分けたときに、作り→仕上げがうまくいってなかった。

スイッチが入らなかったと言えば分かりやすいだろう。

でも、それは決して相手が上手だったとかそういうのではなく自分達には勇敢さが足りなかった。それはボールを失う怖さではなく、その後に控えている強力な2TOPが原因だ。相手の攻撃は奪った時のカウンター。作りでうまく侵入されたシーンはほとんどなかったと思う。

長いボールのこぼれなどで、ぐいぐい陣地を押し上げてくるスタイルに決定機を物にするFWを1失点目で植え付けられてしまった。

唯一、中からの攻撃でチャンスを作ったのは67分に梅田選手が左足で打ったシュートだと思う。CB→FW→SH→FWでゴール前のチャンスを作れた。1試合通してこのシーンを多く作れれば…とは思うがそう簡単じゃない。

水戸が犯した最大のミス

水戸が犯した最大のミスそれは、後半19分に起きた。

何かというと失点後の立ち振る舞いだ。自分含めてピッチにいる11人の目が死んだ。それは試合中には気づかなかったが、明らかに死んだ。

途中から出てきた梅田選手はきっとそれを感じ取っていつもより吠えていたんだと今になってわかる。

明らかに動きが変わったと思う。

そこから起こることは容易に想像できると思う。

自分はこの時にチームを生き返らせる事ができなかった。

でも勘違いして欲しくない。敗北を受け入れた訳ではなく、保持がうまくいっていたからそのうち決定機はくると思っていた矢先の出来事で面食らってしまった。

そして、3失点目に関しては俺自身のミス。

イレギュラーな対応だったけど普段の自分ならなんて事ない対応だった。むしろ自分の得意分野であった。そこでのミスが試合を決定づけてしまった。

ミスに対しての向き合い方

自慢できることではないが、ミスに対しての捉え方は心得ている。

何故なら、多分人よりもそういう経験をしてきた自負がある。

でも人間はミスした瞬間って現実から逃げたくなったり、誰かのせいにしたりで自分を無意識に守ってしまう生き物だと思う。ちなみに自分は試合中なら平気で人のせいにする。でもそれは表には決っして出さない。でも何故そうするかというと、過去に囚われている時間が試合中にはないからである。

その時は、今のは俺じゃなかったらそもそもその場面に入れないとか適当に理由をつけて次のプレーに集中する。試合で大事なのはとにかく過去を引きずらないことだ。

それに試合が終われば嫌でも向き合わなければいけない。だから試合中くらいは自分を責めることを放棄している。

ここまでが、試合中のミスの捉え方。

でも、これでは選手としても人間としても成長できない。何故なら、自分に責任がない=修正する必要がないから。

ではどうやって向き合うのか。

それは、向き合い、反省し、過去を引きずらないことである。

言葉にすればとてもシンプルである。

繰り返しになるが、過去と未来は自分の手にはどうにもならない。

過去に戻って何かできるなら話は別だが、まだタイムマシーンはこの世に誕生していないだから

自分の手で変えられるのはいつも現在の決断だけだ。その結果が過去を美談にし未来を栄光に導くと思う。だから、現在を大切にする。

4戦勝ちなし、まだまだ取り返せる。でもそれは自分達が今を力一杯頑張ることでしか開けない。

秋田戦に向かって良い準備します。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

また次の記事で

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