プレシーズンマッチ VS鹿島アントラーズ 

茨城には鹿島というビッククラブが存在する。

Jリーグ発足時のオルジナル10で、いまだにJ2に降格したことがない。そして、8回もJリーグで優勝している。

そんな誰もが知るビッククラブと一年に一度シーズン前の最後の調整として、公式戦さながらの緊張感で試合ができるのが茨城フェスティバルだ。

公式戦ではない試合に約10,000人ものファンが駆けつけてくれた。

そんなプレシーズンマッチvs鹿島について振り返って見ようと思う。

※戦術の話とかは情報の漏洩とかになってしまう可能性があるのであくまでも一選手としてその試合で感じたことが主なテーマになります。

目次

前提として

この話を始める前に、鹿島の選手の立場になって考えて見ようと思う。

鹿島の選手からしたら、絶対に負けられない戦い。

なぜなら同じ県にあるサッカークラブ、J1vs J2というカテゴリーの違い、背負っている期待の大きさが全く違うからである。

もちろん水戸ファミリーもそこに対しては全力で期待し後押しをしてくれている。

でも、下馬評では鹿島がかって当たり前そんな人が多かったと思う。

この勝って当たり前というのは想像以上のプレッシャーになる。わかりやすく言えば、天皇杯だと思う。

10回やれば確率的に8回勝てる相手に負けてしまう。勝負の世界は、上に行けば行くほど背負うものが大きくなり下から失うもののない奴らが挑んで来る。

今年も水戸はその立場を上手く利用したと思う。だって俺らからしたら変なミスしても勝てば大金星なのだから。メンタル面でまずは水戸が有利であった。

そして、まだ開幕前のケーズデンキスタジアムのピッチをわかっていたのもホームである水戸の大きなアドバンテージだったと思う。

そして移動。

同じ県内でも水戸と鹿島には約一時間くらい離れている。

その結果2−0という結果を残すことができた。

そんなたくさんの情報を加味しながらこの先の話を読んでもらえたら嬉しいです。

シュート一本の前半

前半、水戸が放った1本のシュートで先制することができた。

そもそもシュートが一本にとどもった原因とは何だったのか。いろんな要因があると思うが、前半の45分間相手コートから自分達コートに向けて強烈な向かい風が吹いていた。

つまり、鹿島からしたら風を利用して最終ラインを高く設定できる。なぜならロングボールを蹴られても風に煽られてボールが水戸の陣地に戻っていくことが多くなるからだ。

ラインが上がった結果、鹿島のFWとMFは思い切って水戸陣地でハイプレスを仕掛けることが出来る。

でも、最初の15分はそのプレスをまともに受けてしまい後手に回ってしまった。

相手は勢いを持って水戸のゴールに迫ったがGKの山口選手のおかげでピンチを何度も乗り越えれた。

そんな苦しい時間を耐え、前半26分

自陣でボールを奪いそこからカウンターで最後武田選手が冷静に流し込み水戸が先制。

チャンスを凌いで凌いでのカウンター一発。

これは、よくあるパターンだけどこんなに綺麗に決まると気持ちがいい。

その後も押し込まれる展開が続くが、向かい風の前半はセーフティーに0で終わらせるのをチームで統一した。

結果的に1−0で前半を終えることができた。

後半

鹿島の反撃に備えながら、追い風をチャンスに変えて追加点を狙っていく構図になる。

後半最初のシュートは、水戸だった。枠は外したがこれも大きなチャンスだったと思う。

そこで鹿島の選手からした選手からしたこのまま水戸にペースを握られるといよいよ J2水戸に負けてしまう。そんな焦りから鹿島の選手が前がかりになっていくのを感じた。

風上に立つと相手のクリアボールは押し戻されていくのでラインを高く保つことができた。

そして、58分

スローインから前田選手が逆サイドに展開し機を見て上がっていたSB村田選手がゴール。リードを2点に広げる。

こうなると、鹿島は攻めるしかない。

前のに大き選手を置いてガンガンロングボールを使って攻めていく。この展開になれば水戸はもうはっきりとプレーしリスクを負ったプレーを排除していくという明確なプレーを選択することができる。

少々、危ない場面もあったけど無失点でゲームを終えれたのは大きな収穫と自信につながった。

まとめ

前提のところでも触れたように、この様な試合では決して対等ではない。

それでも、勝つチームは強いしそんなチームになりたいとも思っている。そして、あくまでもこの試合はプレシーズンマッチ。

もちろん素晴らしい相手に勝つことができてとても嬉しい。だが、この先の開幕、シーズンの試合で勝てなければ今日の勝利も意味がなくなってしまう

その為にまたいい準備をするのが僕たち選手の仕事。

勝った時こそ自分達を見つめ直し、勝ちながら修正していけるようなチームになれるように

そして鹿島と同じ舞台に立てるようにファミリーみんなで謙虚に頑張っていきましょう!!

プレシーズンマッチをこんなにも盛り上げて出来るチームは数すくない。水戸、鹿島のフロントスタッフそして茨城県サッカー協会の方々に感謝の気持ちを書いてこの記事を終わりにしていと思います。

本当にありがとうございました。

さて、来週の開幕に向けてまたレベルアップ出来るように日々成長していきたいと思います。

それでは、また次の記事で!!

PS 2年間川崎の寮で一緒に過ごした先輩とのマッチアップは楽しかったな

川崎のファン感

ピース✌🏾

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