孤児院とは? 孤児院からフィリピン代表へ

孤児院
親を失い,保護者のない乳幼児,少年を収容して,扶養,教育を施す社会事業の施設

日本にはもこのような施設は児童福祉施設という名前で日本にもある。しかしフィリピンはこのような子どもたちがとても多い。

孤児院でなくても、実の両親でなく里親に出される子も少なくない。中には何らかの事情で育児ができない両親もいます。

例えば、今フィリピンでは深刻な貧困格差が問題になっています。

フィリピンの国民は約1億人ですが、企業や産業が少なく就労人口と働き口のバランスが取れていません。 事業で成功した人や海外に出稼ぎに行き海外送金で暮らす人々など一部の裕福層以外は仕事をしたくても仕事がない、または日雇いで収入が安定せず裕福層との貧困格差は広がるばかりです。

この貧富格差により自分たちで子どもを育てるよりも孤児院や里親に出した方が子どもたちの為になると子どもたちのためを思った両親たちがこのような決断をする事がありますが、施設にいる子どもの多くは薬物依存症からぬけ出せず親に子どもを育てる能力がなく孤児院の方が引き取ってしまうケースが多いそうです。

ほとんどの子どもたちは自分の母親を知らなかったり、親と子という関係性が分からず、施設にいる大人を本当の自分の親だと思ってしまう子もいます。

想像を絶する世界です。自分がこのようなことに興味を持ち始めたのはある一通のメッセージをいただいてからです。

そのメッセージの送り主はトロイファンデーションというストリートチルドレンの孤児院(マニラにある)でサッカーコーチとして働く日本人の方から頂きました。その方からたくさんの話を聞き実際にもお会いしました。

僕がおこなった、アダストリアさんと共同のJDTプロジェクトでTシャツをプレゼントしたのもこの繋がりからです。

この施設の中には、なんとサッカー場があります。

世界を襲ったコロナ期間でフィリピンは長い期間のロックダウン(外出禁止)を余儀なくされますが。それをプラスに捉えここ2年で彼らは試合ができない中施設内で切磋琢磨し、サッカーの練習に明け暮れたそうです。いうまでもなくサッカーをする子どもたちにとってはこの上ない環境だったと思います。

そして、そこから一人の代表選手が生まれました。

彼の名前は、HARRY JAMES NUNEZ です。

あだ名はノティー。ノティーは英語で悪ガキ的なニュアンスが含まれますが、私生活では恥ずかしがり屋で弟って表現がぴったりです。ただピッチに入れば悪ガキっぽさを発揮します。いい意味で怖いもの知らずなプレーをします!

そんな彼は、今大会で4試合中2試合に出場します。18歳が孤児院からA代表のピッチにたちました。

フィリピンにいる子どもたち大人たち問わず多くの人に希望を与えたと思います。

お世辞にも今回のフィリピン代表がベストメンバーだったとは言えませんが、また彼と代表のピッチで再開できるように僕自身もっと成長します!!!

素敵な出会いに感謝です!

最後目で読んでくださりありがとう御座います。それではまた次の記事で

ピース✌🏾

フィリピン代表に招集されたときの様子を自身のYouTubeで発信しています。

興味ある方はぜひチェックしてみてください!!

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