Jリーグの全日程が終了した。

J2リーグはプレーオフや、W杯の兼ね合いもあり例年よりも早く終わった。そんな今年の水戸ホーリーホックを振り返ろうと思う。

今シーズンは、感情が揺れ動くシーズンだったと思う。特に終盤。というか最後の2試合は秋葉監督を象徴するような試合だった。

それだけでなく、金久保順選手の引退や、秋葉監督の退任。喜怒哀楽が目に見えて表現された。

これらのシーズンを順を追って振り返っていこうと思う。選手目線でとにかくその時の感情をリアルに表現してみようと思う。

序盤の苦しみ

J1第1節はコロナウイルスの影響で延期となり、水戸の1試合目はホーム開幕戦仙台戦となった。

自分たちが先制するも、2−3の逆転負け。この試合僕はベンチ外でスタンドからの観戦をしていた。その時の印象は、勝てる試合だと感じた。

理由は、仙台の選手が水戸のプレスに何度も引っかかっていて90分とうしてそれを感じていたからである。現に何度も前からのプレスを引っ掛けてショートカウンターを仕掛けることができていた。それでも勝つことができなかったのは、開幕独特の雰囲気だと思った。怪しいハンドもあったし…😄

続く、秋田戦。開幕の嫌な流れを払拭したかったが0−1。

実は秋田が昇格して以来水戸は秋田に勝ったことがない。

なぜなら、ハイプレスを仕掛ける水戸はそれと引き換えに自分たちの後ろに広大なスペースを生んでしまうから、裏にロングボールを蹴りこんでくるチームには相性が悪い。

よく、秋田のようなサッカーを面白くない、フットボールではないと言う人が居るのだけどあれも立派なフットボールだと僕は思う。ただ選手がそれを面白いと思うかは、また別の話し。あのサッカーも一つの戦術。

開幕2連敗。早くも水戸ホーリーホックは逆境に立たされた。

追い討ちをかけるようにコロナで延期になった、vs大分のawayが中2日で迫っていた。

秋田戦の次の日に練習場に行くと、水戸ユースの選手たちがいた。そして、仮想大分として紅白戦の相手をしてくれた。

そして、監督の下した決断は、先発11人をそう取っ替え。

間違えなく、大分の方は想定外だったと思う。

だが、逆に水戸のサブの選手からすればこの上無いチャンスが巡ってきた。自分がスタートじゃ無いことに納得している選手はいないと思う。居たとしたらその選手のキャリアは近いうちに終わると断言できる。

結果は1−1の引き分けだったが、今季初めての勝ち点をチームにもたらす事ができた。しかも、先発が11人入れ替わった中でこの出来事は間違えなくプラスな出来事だった。もちろん、勝てればベストだがそんなには甘くない。

今ままで、出場機会のなかった選手が中心となって戦うのはとても面白い。なぜなら、目に見えて目が血走って居る奴らがいるからだ。

僕は、そんな人生を賭けて勝負に向かう仲間と同じピッチに立つのは大好きだ。残念ながら、プロのサッカー選手でも血走った目をする奴らってのは少ない。

その日のキャプテン梅田を筆頭に勇敢に戦った自負がある。あのときの興奮は今でも忘れられない。

ここだけの話、横浜FCの後に中村俊輔選手と話したとき

大分戦のメンバーで来られたらとても厄介だと思っていた

と言われたのがちょっと嬉しかった。

迎えた、横浜FC

前節の勢いのままに2点を先制したが逆転負け2−3。

開幕10節時点で2勝3分5敗。

開幕当初の目標のスタートダッシュは見事に失敗。

ヴァンフォーレ甲府戦

今シーズンを語る上で、この試合だけは絶対に外せないと言える試合は13節の甲府戦だ。

水曜日の長崎戦から中2日。

そうです。秋葉監督お得意のターンオーバーです。

サブ組の選手の中では、この試合はなんとしても勝たなければならない試合だと位置付けていた。

この先、シーズンで試合に出ようと思ったら、ここで絶対に勝たないといけない大事な試合だった。勝負所ってやつだ。

前回、ターンオーバーで勝ち点を拾ってもその試合以降変わらない自分の立ち位置に少なからずストレスを抱いていた。なんであんなに良い試合をしたのに、自分を使ってくれないのだと思って試合をしていた。

結果も残したのに…結果?結果って?勝ち点一か?監督の求める選手はどんな選手だ?

僕の導き出した答えは、『チームを勝たせれる選手』だと思った。残念ながら僕のDFというポジションは目に見える結果というモノが出にくい。仮に試合に勝ったとしてもまず最初に注目されるのは、決勝点を決めた選手。無失点ならば、最後までゴールを守り抜いたGK。

というように、数字で表すのが難しいポジション。でも負ければDFは敗因になることが少なからずある。まあそれも含めて面白いんだけどね😄

だから、3バックで行くとわかった試合2日前から、俺とエブスと山田は何度も自分たちで目を合わせる度に「絶対勝つ。俺らならできる」と言い聞かせあっていた。

その結果。圧倒的にボールを支配されサンドバック状態になりながらもハイプレスから2点先行し、1失点するもリードを守り切り試合に勝った。

これだから、フットボールはやめられない。何をたかが1試合でと思う人もいるかもしれないが、間違えなく僕のフットボール人生で最高の瞬間の一つだった。

そして、やっぱりこの試合はたくさんの人の心を動かした。試合後にたくさんの人から「最高の試合だった」とお褒めの言葉を頂けた。

この日は、東京から両親が遊びに来ていたので勝ててよかったと思う。

俺たちは、勝負所で勝ったのだ。

甲府戦の試合終了時 CBs

https://note.com/jeffersontabinas/n/n64ba582553c7

このときもnoteもあわせて読んでいただけると、角刈り喜びます!

終盤の歓喜

記憶にも新しい終盤戦。

その前に運命の九月シリーズと位置付けた。岩手、長崎、新潟、東京V、徳島の5連戦。現実的にプレーオフを狙うなら、3勝はマストだったが、結果は1分4敗。秋葉監督になり、初めての3連敗を記録し勝負所で4連敗してしまった。

ここには、明確な原因があった。

5試合で2得点。得点者は一人だけ。得点力不足に陥ったのだ。

これは勝手な分析で、僕の考えなのだが。水戸ホーリーホックには攻撃の再現性が無かった。

もっと踏み込むと、後方からパスを繋ぎ安定して決定機を作り出す「設計図」が僕たちにはなかった。だから、点を取れる時は取れるし、取れない時は取れない。

ビルドアップをするのは、ボールを大事にするためではない。再現性高く相手のゴールに迫るための一つの手段だと僕は思う。攻撃時の立ち位置や回し方をある程度決めておくことで、即興に頼らず再現度高くゴール前のチャンスを増やせると思っている。

何が悪いとか、何がダメとかを言いたいのではない。

なぜなら万能な戦術はないから、全部を求めればパソコンの値段だって上がるでしょ?

事実上、この5連戦と千葉戦の敗戦で僕たちのプレーオフ進出はほぼ無くなった。

それでも、僕たちは明確な勝たなければいけない理由があった。それは金久保順選手の引退だ。

徳島戦のあと、ミーティングで順さんの決断を聞いた。正直な感想をいうとすごく寂しい気持ちになった。こんなに上手くて、走れて、創造性のあるプレーを今でもできるのに、怪我が原因で引退なんて悲しすぎた。でも、リハビリを乗り切ってそれでも怪我をしてしまうと精神的な負荷は相当高いのだと思う。これは想像でしかない。

だが、引退を自分で決断できる選手は限られている。自分はまだ行けると思っても表現する場が与えられず、引退をしなければいけない選手もいる。その中で自分で区切りをつけて引退をする。これは順さんが特別な証なのだと思った。なんかの間違えで来年も選手としてプレーしていないかなー

そうと決まれば、順さんを笑って送り出す。ラストダンスを最高の舞台にするために僕たちはやるだけ。

そして、2連勝をすれば逆転で北関東ダービーを制覇できる可能性を残してくれた神様には本当に感謝。

ここからは、みんなと共に見た景色のままだ。栃木、3−2。群馬2−1。どちらも逆転勝利で北関東で一番のクラブにになった。

最高の終わり方だった。コウスケくんがPK外した時は焦る通り越してもはや冷静だったなー

感謝

今季もJ1昇格という目標は果たせなかったが、間違えなく水戸ホーリーホックは成長したと思う。

でも、ファン・サポーターのみんなが期待してるのは、J1昇格という目に見える結果だ。ってか、選手もそれを望んでいる。

スポンサーパーティーで水戸ホーリーホックは資金的にJ1に昇格するよりもJ2に残留し続けることがやっとのクラブということを知った。J2のクラブの平均予算にも届かないクラブが、毎年中位にいる事はとても並大抵なことではない。たくさんの関係者の方々が口を揃えてそう言う。

僕は、悔しい。現に資金が結果にも影響を与えることは僕だって知っている。でも、サッカーにはそんなことでは説明できないことがよく起こる。

資金でサッカーがどうにかできるなら、レスターがプレミアリーグを制覇する事なんてありえないはずだ。

2016/17シーズンのレスター優勝にベットしていたら5001倍だったらしいですよ。しかも、それを信じたのはなんと25人ほど。

サッカーってのはそんな可能性を秘めている。

ちなみに、水戸のJ1昇格はこんな大袈裟な夢の話ではないと思っている。

話が脱線したが、僕たちがこうしてサッカーができるのはスポンサー様のお陰であり、僕たちの試合で熱狂してくれるファン・サポータの皆様がいるからです。

そんな皆様に1年間最大の感謝を込めてこの記事を締めくくりたいと思います。

今年1年間、たくさんのサポート有難うございました。

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